50社72人が参加、ジブラルタ生命・松本大使が講演


(2018/03/09)印刷する

トヤマ楽器、三井住友信託銀行に感謝状

協賛会社・協力会社懇談会

 ベルマーク教育助成財団は8日、協賛・協力会社懇談会を都内で開き、協賛会社30社53人、協力会社10社19人が参加しました。今年度の事業成果を報告し、新年度予算と事業計画を説明するとともに、各社の担当者間の情報交換や交流を図るため、毎年この時期に開催しています。今年は市場調査費1億円を達成したアウロスリコーダーのトヤマ楽器製造に感謝状と記念品を、長年にわたり膨大な運動参加団体分のベルマーク預金口座を管理していただいた三井住友信託銀行に感謝状を贈りました。

 

「多くの方に支えられてベルマーク運動は二つの役割を果たして参りました」と感謝の言葉を述べる銭谷眞美理事長

 

 会の冒頭、銭谷眞美理事長は、運動参加校の教育設備の充実とへき地校や被災校の支援というベルマーク運動の目的に触れながら、「これからも二つの事業をしっかり続けていきたい。それには協賛会社、協力会社のご支援、ご協力が欠かせない」とこれまでの尽力に感謝を述べ、引き続いての理解と協力を求めました。

 

市場調査費一億円達成に対する感謝状を受け取るトヤマ楽器製造の外山篁(とやま・たかむら)社長
トヤマ楽器製造の皆さん

三井住友信託銀行の皆さん
長年にわたる膨大なベルマーク預金口座の管理に対する感謝状を受け取る三井住友信託銀行執行役員で、本店法人業務第二部長の矢島美代部長

 

 今村修事務局長が2017年度の事業成果報告と18年度の事業計画を説明し、西村隆次ベルマーク新聞編集長が紙のベルマーク新聞休刊とデジタル版新聞への移行について補足、小林敏夫経理部長が18年度予算の概要を説明しました。

 

事業報告を聞く協賛会社、協力会社の皆さん
新年度予算の説明を聞く協賛会社、協力会社の皆さん

 

 この後、「ベルマーク大使」7人のうちの1人、ジブラルタ生命保険の松本哲執行役員が、「すべては未来を担う子どもたちのために」と題して講演しました。

 双子のお嬢さんの親としてPTAに参加したのが、松本さんがベルマーク運動にかかわったきっかけでした。ベルマークをあしらったTシャツを作ってベルマーク運動説明会で発表し、財団事務所で仕分け前の大量のマークを見ると、社内で有志を募って、仕分け・計算のボランティアを始めました。

 昨夏の台風で図書館が水浸しになった鹿児島県の離島にある喜界町立喜界中学校から窮状を訴える手紙が届くと、ジブラルタ生命からベルマーク13万点を寄贈しました。「本を送ることは簡単だけれど、それでは意味がない」と、あえてマークを寄贈して、蔵書の回復を支援しました。松本さんの意図は校長にしっかりと伝わりました。

 

講演するベルマーク大使の松本哲さん

 

 「本当に助かりました。自分たちで本が選べるなんて、こんなに素晴らしい運動はない」と感謝されたそうです。

 「大使」仲間や市を挙げてマークを集めている愛知県豊橋市とも連携、協力してイベントに参加したり、他の協賛会社にもグッズの提供を呼びかけたりして、機会あるごとにベルマーク運動の意義を訴えています。

 「皆さんの会社でも出来ることがいろいろあると思います。私の話が少しでも参考になれば、と思います」と結びました。

 

ベルマーク運動を盛り上げる企画や幅広く社会貢献について話す協賛企業、協力企業の皆さん

 行動力と企画力あふれる講演の熱気さめやらぬ中、会場を移して立食形式の懇親会に入りました。乾杯の発声は西村陽一専務理事でした。平昌冬季五輪について、取材記者たちから聞いた涙あり、笑いありの裏話を披露すると、雰囲気は一気に懇親会ムードになりました。会場のあちこちで業種を超えてベルマーク運動や社会・地域貢献について話が弾んでいました。

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