「ベルマーク大使」神戸・魚崎小学校PTA委員長の弁木正美さん


(2016/01/15)印刷する

 弁木正美(べんき・まさみ)さん。神戸市東灘区の市立魚崎小学校PTAベルマーク委員長。神戸市中央区生まれ。2年生と5歳の幼稚園児の2人の女の子のお母さんです。「子どもの頃、通っていた小学校はベルマークに熱心でした」と言います。委員長に選ばれてから、ベルマーク運動の仕組みや学校への貢献を知り、気が引き締まる思いだそうです。


マンモス校 取り組み本気/弁木正美さん

 5年前には「全国一、児童数が多い小学校」に輝き、今年度も減ったとはいえ1379人を数える有数のマンモス校です。1968(昭和43)年から参加しているべルマーク運動の点数収集もけた違いに多く、2014年度には兵庫県で2番目の累計1000万点に達しました。

魚崎小PTAベルマーク委員会の仕分け作業

 そんな神戸市立魚崎小のPTAベルマーク委員会を今年度、束ねているのが弁木正美さんです。「子どものころからも含めてベルマークに本気で取り組むのは初めて」。42人の委員からたまたま選ばれたと言います。ところが、委員長になって同校のベルマーク活動の熱心さに触れて緊張しました。

 ベルマーク作業は実に戦略的です。作業方法や工程、年間計画などが書かれた「マニュアル」が歴代引き継がれています。まず1学期は委員全員が仕分けにあたり作業内容を覚えます。9月から2月までの6カ月間は、各月に担当の学年を決めます。担当になった学年のPTAは1カ月間、集中して仕分け作業に当たります。こうすることで作業にメリハリを付け負担感を減らしています。

 「もっとスマートにできないかなと思いましたけど、大量に集まるマークを前にして、やっぱり人海戦術しかないと思いました」と弁木さん。「集まってみんなでおしゃべりするのも楽しいですし」とも。

 大使就任を伝えに同校を訪れると、多くの委員と一緒に学校に来てくれました。校庭でボール投げなどして遊ぶ大勢の児童たちを見て「ベルマークで買った備品で子どもたちが喜ぶ顔を見るとうれしい。運動を広めるお手伝いが出来れば」と話してくれました。

 同校の体育の備品のほとんどは、歴代のPTAが集めたベルマークによって購入したそうです。 (田中昭宏)

ベルマーク委員会役員。後ろ中央が弁木さん、同右は松村幹也校長、同左は藤木稔教頭

ベルマーク商品

湖池屋プライドポテト

ベルマーク検収

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