日本ユネスコ協会連盟がアフガニスタン「寺子屋事業」を報告


(2016/11/30)印刷する

「安心できる場所」増やしたい

 ベルマーク預金を海外や被災校に寄付できる仕組み「友愛援助」の対象の一つに、日本ユネスコ協会連盟の「アフガニスタン寺子屋プロジェクト」があります。10月19日、連盟の鴨志田智也さんとカブール支局長のヤマ・フェロジさん、バーミヤン事務所のアリ・レザ・ラヒミさんが財団を訪れ、現地の様子を報告しました。

 内戦が長く続いたアフガニスタンでは、旧タリバン政権下の1995年から2001年まで、女子教育が一切禁止されていました。ユネスコは2002年以来15軒の寺子屋を建て、0%だった入学率が95%にまで上がりました。識字率は現在でも世界最低レベルと言われています。

映像を使って現地の様子を説明するヤマ・フェロジ カブール事務所長(右)と、バーミヤン事務所のアリ・レザ・ラヒミさん

 「現地の人達の〈教育を受けたい〉という想いは強く、寺子屋への需要は非常に高い」とヤマさんは言います。寺子屋プロジェクトでは、識字授業に必要な教材の購入費用や、寺子屋を増やすための資金を募っています。

 内戦を逃れ、寺子屋に通うラナさん(19歳)は「アフガニスタンでは7歳以上は小学校に入学できないため、内戦や学校不足などで学校に通えなかった大人が大勢います。寺子屋は安全な環境で大人が学べる唯一の場所」と話します。15年度は9ヶ月間(週6日、1日2時間)の識字クラスを約720人が受講し、公用語の一つであるダリ語を学びました。5ヶ月ほどで基本的な読み書きができるようになるそうです。

職業訓練で作られた革製品

 寺子屋では字を教えるだけでなく、収入に結びつくような職業訓練や技術訓練もしています。ミシンを使った裁縫の授業は大ホールを使うほど人気が高く、授業で作った革製品は地域のマーケットでの売れ行きも好調だといいます。

 鴨志田さんは「現地の人たちにとって寺子屋は、結婚式や集会の場としても役立っており、日々の生活に欠かせない場所になっています。建てた後の管理・維持は政府が行っていますが、まだまだ数が足りていない状況です」と話しました。

 ユネスコは今年度から、民族融和・平和教育の実施や教材の開発も進め、さらに充実した授業を目指しています。

ウールで作られた帽子は、現地では正装時にかぶります

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