ベルマーク便りコンクール特別賞・三島市立北幼稚園
(2018/12/14)印刷する
静岡県三島市立北幼稚園(福尾美幸園長、園児132人)の「ベルマークだより」が特別賞に選ばれました。ベルマーク担当でPTA副会長の立林美之(みゆき)さんが作成しています。
財団宛に送られてきた封筒の中には、昨年度のベルマーク便り2枚と今年度のベルマーク便り4枚、昨年度の活動報告などが入っており、継続してベルマーク活動をして下さっている様子が伝わってきました。
コンクールへの参加はベルマーク担当の仕事に組み込まれているそうで、数年前から毎年ご応募いただいていました。例年、参加賞で絵本を購入していましたが、今年はなんと特別賞に入賞。ICレコーダーと絵本の購入に充てるそうです。
立林さんが作るお便りに共通しているのは、活動に参加してくれた皆さんへの感謝の言葉と、ベルマーク担当がどんな活動をしているかが、誰にでも見えるようにしてあること。特に「平成29年度ベルマーク運動報告」には、財団に送ったマークのうち何点がベルマークで、何点がインクカートリッジやテトラパックなのかといった内訳まで掲載されています。さらに、こんなお買いものをしたので、その1割の○○円がへき地校支援にまわり、また友愛援助にいくら使ったかなど、使途についても詳しく掲載されており、皆さんが集めてくださったベルマークが適正に使われていることを理解できるようになっています。ベルマーク担当として実際に活動してみて初めて知ったことも盛り込み、皆さんの意識が高まることを願いながら作成しているそうです。
活動はクラスごとにします。年少のうさぎ組とりす組、年中のたんぽぽ組とひまわり組、年長のそら組とうみ組の計6クラスが、それぞれ年に1回集まります。担当クラス以外のボランティアも積極的に募集しています。
廊下に飾ってある50万点の盾(2016年2月に達成)を見て、立林さんは「いつから参加しているのかわからないけど、これだけ積み上げるってすごいですよね」と言います。北幼稚園が参加したのは2003年。三島市の児童数は減少傾向にあるそうで、北幼稚園も例外ではありませんが、卒園した児童のお母さんお父さんや近所の方の力も借りながら、着実に活動しています。
ベルマーク担当の立林さんと共に活動するPTA総務部のメンバーは、PTA会長の鈴木佳乃子さん、井瀧奈美さん、森玲奈さん、髙田優子さん、仁藤紘美さん。鈴木さんは、「とても地道な作業で、集計当日だけでなく、下準備から発送までこなすことがいっぱいあるけれど、そんな努力が実り、嬉しく思います」と立林さんを労い、入賞を共に喜びました。
この日はうさぎ組の保護者の皆さん21人が集まりました。お母さんに連れられた小さなお子さん2人も一緒です。まず園児の持ってきた回収袋に、かわいいシールを貼っていきます。このシールや封筒は園が提供し、提出の際も先生が呼びかけてくれるなど、園をあげて協力していく姿勢がうかがえます。そのあとはマークを点数ごとに仕分け、オリジナルの記入用紙に点数や枚数を書き、計算します。送付は年2回です。
活動中は、一覧表を見ながら「ノートにもついているんだね。小学生になっても集められそう」、保険商品のベルマークを見て「何この大きな点数!どこの会社~?」といった声が聞かれ、新しい発見をしながら取り組んでくださっていました。
福尾園長は、「0.1点単位の小さくて細かいマークを集計してくださることに感謝しております。積み重ねて下さった点数を、子どもたちが実際に使えるものを購入することで還元していきたい」と今後の抱負を語ってくださいました。