低温マジックにワクワク/下呂市立東第一小学校で理科実験教室


(2019/10/30)印刷する

 岐阜県下呂市立東第一小学校で10月16日、「理科実験教室」が開かれました。ベルマーク財団が1999年から続けているへき地校支援のプログラムで、今回が通算230回目。講師は、全国を回って理科実験の楽しさと驚きを届けているNPO法人「サイエンスものづくり塾エジソンの会」(華井章裕代表)の6人です。黄色いポロシャツに緑のエプロン。そろいのユニフォームに身を包んだ華井さんたちが、会場となった2階の図工室に現れました。学年混成の4班に分かれた全校児童43人の、ワクワクの瞳がひときわ輝きます。

風船が飛んできた。パチン!

 「まずは、お遊び」。笑顔の華井さんの手から、次々とペンシルバルーンが子どもたちの頭の上に。歓声が上がります。続いて丸い風船がフワフワ。そしてパチン!と割れます。風船にぬった「魔法の液」がパチンの秘密のようです。始まる前、「うちの子どもたちはちょっと人見知りかも」と話していた細江幸次校長先生の心配は大ハズレ。「ワー!」「キャー!」「こっちに飛ばして!」「やってみたい人?」「ハーイ、ハーイ!」。もう大騒ぎです。あっという間に、緊張感は吹っ飛びました。

 心のウォーミングアップが済んだところで、液体窒素の低温の世界の探検です。タンクから容器に移された液体窒素は-196℃。といってもなかなかピンときませんが、ピンクの花を漬けると、おっとビックリ! 一瞬でパリパリに凍って、手でもむと粉々になってしまいました。バナナは釘が打てるほどに硬く凍ってしまいました。

液体窒素登場
ピンクの花を漬けてみた
バナナで釘が打てた

あ、パラパラ粉々

 「次は風船を漬けてみます。どうなると思う?」。「割れる」「コチコチになる」「膨れる」「しぼむ」色んな答えが返ってきました。さて正解は? 風船は、いったんしぼんでその後だんだん膨らんできました。風船の中の空気の成分が液体や固体になったため体積が減り、また気体に戻って膨らんでいったのです。「おーっ」。どよめきのような驚きの声が響きます。

 ティッシュペーパーは、液体窒素に漬けても変わりませんでした。「水分がないから」。子どもたちの中から声が上がりました。ポンポン弾んでいたプラスチックのボールを冷やして、前のように落としたら、ガシャンと割れてしまいました。冷やすことでプラスチックの弾性が消えて脆くなったためです。

 ひとしきり〝低温のマジック〟に目を見張った後は、いよいよ子どもたちの出番。花、葉っぱ、スギの葉、ナンテンの実、イチジク……事前の連絡で用意してきた〝冷やしてみたいもの〟を持って一人ずつ液体窒素にチャレンジします。自分たちで見つけてきたものを自分の手で液体窒素に漬けて、その変化を自分の目で確かめる。「実験」の楽しさを子どもたちは体に刻み付けているようでした。

風船はどうなるかな?
わ、しぼんだ
すげェー

 後半は、エジソンの会が用意してきた手作りキットを使って、「ビー玉万華鏡」「くるくるレインボー」を作るコーナーです。先っちょにビー玉を取り付けた万華鏡は、筒を回すのではなく、覗きながら自分が回ることでビー玉を通して映った景色が変わります。「くるくるレインボー」は回すと色とりどりのテープが上がったり下がったりする面白グッズです。前半盛り上がりすぎて、ちょっと時間が足りなくなりそうで、講師たちもあせり気味。学校の先生たちも一緒になって、大頑張り。何とか時間内に、一人2種類のお土産を作り上げました。

 「凍ったカキの葉っぱをつぶした時のパリパリ感と冷たさが面白かった」と6年生の長谷美冬さん。同じ6年の田口優衣さんも「工作は難しくはなかったけど、教えてくれる人も一緒になって楽しくできました」と話してくれました。

ビー玉万華鏡、部品は全部あるかな?
さぁ、覗いてみよう

これがくるくるレインボー
すばやく、慎重に

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プチえび

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