被災地・気仙沼でミュージカル 「子どもたちに元気を」


(2015/09/29)印刷する

 へき地学校の子どもたちに対するベルマーク財団の支援事業のひとつ、劇団東少によるミュージカル「シンデレラ」公演が9月20日、宮城県気仙沼市でありました。東日本大震災の津波で多くが犠牲になった被災地では初めての開催です。「復興にまい進している市民・子どもたちを勇気づけたい」と市教育委員会が主催しました。

魔法の馬車(後方)でお城の舞踏会に向かうシンデレラ(白いドレス)

 会場の気仙沼市はまなすホールで約300人が観賞しました。へき地校指定を受けている市内の小学校のうち、14校の43人が招待され、生のミュージカル舞台に触れる機会が少ないだけに、2時間の公演に目が輝きます。

 魔法使いに助けられてお城の舞踏会に行ったシンデレラと王子の歌と優雅な踊りが観客を魅了します。シンデレラをいじめる継母と2人の姉がときに滑稽な演技とせりふで会場をわかせ、シンデレラがお城で落としたガラスの靴に合う女性を探し回る王子の家来が観客席に下りて子どもたちの足に靴をはかせるなど、楽しい演出もありました。

楽しい公演に観客から拍手

 はまなすホールは海岸から直線で2.5キロ離れていますが、大震災では低地の川づたいに津波が迂回してさかのぼり、ホール正面の駐車場までつかりました。

 市教委本吉教育センターの齋藤守所長は「市民を励ますとともに、地域の文化・芸術を活気づかせる事業をさらに進めたい」と話していました。

公演のフィナーレ、出演者が観客にあいさつ
「シンデレラ」の松下萌子さん、「王子」の渡辺和貴さんといっしょにご満悦

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