岐阜県の2小学校で一輪車講習会


(2014/12/11)印刷する

あこがれの元チャンピオンに歓声/実力も向上

一輪車の前部の見分け方を学ぶ児童たち

 緑豊かな岐阜県美濃地方の2小学校で、ベルマーク教育助成財団主催の「一輪車講習会」が開かれました。インストラクターは全日本大会や国際大会で優勝や上位入賞の経験を持つ小山美由紀さんと浮谷奈菜さん。高度な技をふんだんに盛り込んだ模範演技を披露し、乗れない子どもたちには乗れるように、乗れる子どもたちには新しい技が身につくようにと、熱心に指導していました。

 関市板取の市立板取小学校(川尻弘美校長、32人)では、全児童が受講しました。

スワローム走行に挑む

 会場の体育館で、元チャンピオンの小山さんと浮谷さんが、きれいなコスチューム姿で模範演技を披露。国際的なレベルの技を次々と紹介するたびに、児童たちから驚きと歓声があがりました。

 このあと、児童たちは、自分の名前が記された一輪車を持参して、グラウンドで実技指導を受けました。

 二手に分かれ、ある程度乗れる子は小山さん、そうでない子は浮谷さんが受け持ちました。最初は上手に乗れなかった子どもたちも、的確な助言と熱心な指導で乗れるようになりました。

児童たちと楽しく給食をいただく浮谷奈菜さん =岐阜県関市の板取小学校で

 インストラクターの2人は「やる気があれば、できます。自信を持って取り組んでください」「すぐに休むと元に戻ってしまう。今日練習したことを繰り返し練習して、上の段階に進むようにしてください」と話していました。

 終了後、小山さんと浮谷さんは、おいしい給食を児童たちとともに楽しくいただき、交流も深めました。

 同校は、山あいの中にある緑に恵まれた学校で、スイスの「学び舎」を思わせるような美しい校舎です。1997(平成9)年度に板取村の二つの学校が統合され、村立板取小学校として新設。2005(平成17)年度に、板取村と関市の合併により、関市立板取小学校として新たなスタートを切りました。

 教育目標は、「かしこく やさしく たくましく」。意欲的な学習活動に取り組んでいます。

 川尻校長は「本物を見せていただきました。あこがれの選手を見て、子どもたちも夢に向かって羽ばたいてほしいです」と話していました。

  


  

2人の模範演技を見る児童たち

 郡上市八幡町の市立西和良小学校(坂東肇校長、10人)では、一輪車が好きな児童たちが多く、元気いっぱい一輪車の技に挑戦しました。

 グラウンド状態が悪く、体育館での講習会になりましたが、全児童が参加。それぞれが自分のレベルを上げるように、努めました。

 上手な子は、さらに上達し、アイドリングや横乗り、集団での演技に挑戦していました。

インストラクターの2人は、「姿勢が大事」「アイドリングなどの基本の技を、退屈でも継続して練習すればうまくなります」とアドバイスしていました。

 同校は、1873(明治6)年創立の歴史のある学校です。現在は複式学級の小規模校になりましたが、「はてなし のぞみ」を教育目標に、「学ぶ子 思いやる子 高める子」を目指す教育に取り組んでいます。

実力を披露する児童たち
みんなで手をつないで走行する練習をしました =岐阜県郡上市の西和良小学校で

 坂東校長は、「トップクラスの演技を児童たちが間近に見て、教育面でのステップアップができれば。貴重な教室になりました」と話していました。

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