岐阜県中津川市の田瀬小で理科実験教室


(2014/12/04)印刷する

サイエンスの魅力楽しむ
「サイエンスものづくり塾エジソンの会」のボランティア

サイエンスショーに目を輝かせる児童たち

 「理科実験って。こんなに楽しい」――。岐阜県中津川市の市立田瀬小学校(古澤裕二郎校長、44人)で、「実験名人ベルマーク教室」が開かれました。訪れたのは、「サイエンスものづくり塾エジソンの会」(華井章裕代表)の6人。ベルマーク財団の「出前教室」の一環として催されたもので、児童たちはサイエンスの魅力を体感しました。

 「エジソンの会」は、岐阜市の小学校PTAの歴代役員を中心に結成されたNPO法人で、メンバーは、学校の元先生や建築業者など様々です。県内外で積極的に理科の出前教室を毎年80回以上、開催してきました。

 第一部のサイエンスショー「液体窒素の極低温の世界」では、華井さんが「みんなは理科の実験が好きかな」と語りかけ、液体窒素を使いながら、様々な実験を披露しました。かんきつ類の皮の油を濃縮した液体を風船にかけて破裂させる▽水を入れた紙コップを逆さにしても水がこぼれ落ちない▽野菜や花を液体窒素で凍らせる▽凍らせたバナナで釘を打つ――など。サイエンスの魅力を披露するものばかり。

草や花を液体窒素で凍らせる児童たち

 実験では、児童たちに参加してもらい、液体窒素の不思議な世界を一緒に楽しみました。

 第2部の「ものづくり」では、会場内に「らせんのビー玉モビール」「ブンブンごま」「遠くへ飛ばそう紙飛行機リング」「スライムを作ろう」「遠くへ飛ばそう紙飛行リング」「三角すいの万華鏡」のコーナーを設けました。

 児童たちは自分の好きなコーナーをのぞき、エジソンの会のメンバーらの指導を受けながら、もの作りに挑戦していました。時間内に何カ所も回ってたくさんの作品を仕上げ、早速、遊ぶ児童の楽しい姿もありました。

 児童たちは仕上げた作品を教室の成果として持ち帰り、おもちゃ屋ではなかなか買えない作品にとてもうれしそうでした。

ペットボトル空気砲を作る児童たち

 教室終了後、代表児童が「皆さんが私たちのために準備してくださったおかげで、理科の実験がとても好きになりました」とお礼のあいさつを述べました。

 田瀬小学校は1873(明治6)年に、開校した歴史のある学校です。岐阜県の東端にある中津川市の北部に位置し、自然に恵まれています。

 古澤校長は「子供たちのいきいきとした表情が印象的でした。理科の驚きと不思議さを五感で学び、理科の実験にとても興味を持てたようです。大変、有意義な教室になりました」と話していました。

 華井代表は「理科実験の楽しさを習得してもらえたのでは。これからも、子供たちの理科に対する興味を喚起し、ものづくりについても関心を高める活動を続けていきたいです」と話していました。

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