福島県でベルマークファミリー劇場開催


(2014/06/23)印刷する

セリフに歌と踊り、ミュージカル日本むかしばなしにみんな笑顔

開演を待つ棚倉町のみなさん

 へき地援助のひとつ、ベルマークファミリー劇場が6月21日、福島県棚倉町で行われました。演目は「日本昔ばなし」から、「こぶとりじいさん」「しょじょ寺の狸ばやし」「雪女」と、どれもなじみの深い三つの作品です。これを劇団東少(東京都渋谷区)のみなさんがミュージカル形式で演じました。

 会場となった棚倉町文化センターには、招待を受けた棚倉町立山岡小学校の児童13人と、社会福祉法人堀川愛生園の10人を始め、たくさんの人が訪れました。

 「むかしむかしのそのむかし、あったとさ、オヤあったとさ」とテンポの良い歌から始まり、続いて「浦島太郎」「花咲かじいさん」「桃太郎」「一寸法師」と続きました。よく知る曲に、大人も子どもも胸が高まりました。

負けるな、負けるな、おしょうさんに負けるな

 最初の話は「こぶとりじいさん」です。

 セリフに歌と踊りが加わり、速いテンポで話が進んでいきます。正直者のおじいさんが鬼と一緒に踊る場面では、自然に体が動いている子もいました。鬼がおじいさんのコブを取って別の鬼に投げる場面では、ワーと声が上がり、そのコブを意地悪なおじいさんのほっぺに付けたときは、笑い声が上がっていました。

 次の話は「しょじょ寺の狸ばやし」。おしょうさんとタヌキの掛け合いが楽しい作品です。

 「しょ、しょ、しょじょ寺」と三味線で弾くおしょうさんと、腹太鼓で応戦するタヌキたち。終わりそうで終わらないその曲に、思わず笑みがこぼれていました。

ありがとう。またきてね。一人一人と握手をし、ていねいに見送りました

 最後は「雪女」です。

 前の二つとは違い、悲しい結末の話です。それでも、物語を通して歌う雪女の歌声は、人々を魅了していました。

 三話目で少ししんみりしてしまいましたが、エンディングは賑やかに締めくくりました。カーテンコールでは、客席からは大きな手拍子と拍手がおきていました。

 山岡小学校の児童は、「雪女の歌がよかった。とてもきれいな声だった」「しょじょ寺のタヌキの踊りが楽しかった」と、口々に感想を述べていました。

 会場の出口では、雪女やタヌキの衣装に身を包んだ役者たちが子どもたちを見送りました。一人一人と握手をしたり、ハイタッチをしたりしながら送る方も送られる方もみんな笑顔でした。

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