京都・綾部市立上林小学校から感謝メッセージ


(2019/11/29)印刷する

 ベルマーク財団の今年度へき地学校支援対象校のひとつ、京都府綾部市立上林小学校から、感謝のメッセージと子どもたちの様子を伝える写真が送られてきました。

 京都府北西にある綾部市。その中心部から東へ山中を進むと上林小があります。校区内にある光明寺は、聖徳太子が創建したと伝えられ、鎌倉時代建立の二王門は国宝に指定されています。

 2005年に奥上林小と中上林小が統合して上林小となり、2015年から市立上林中学校の敷地内に移って小中一貫教育を実施しています。児童数は31人。「うち13人が1年生。児童1人の学年もいるところに、大きな渦を作っています」と小林昌宏校長。

 学校統合に際してできた校歌は、作曲者が〝フォークの神様〟岡林信康さん。1970年代に上林の山村で数年間暮らしたことがあり、その縁で作曲を頼むことになったそうです。「弾むような曲調で、子どもたちは喜んで歌っています」と小林校長は言います。

 写真に写っていたのは、4年生が総合的な学習の時間に行った「森の学習」や、全校児童がトチの実を拾いに行った時の様子などです。

 「森の学習」では、近くを流れる上林川の上流域に出かけて、自生する絶滅危惧種のヒメザゼンソウや、ミツマタ・シャガの群生地、森の昆虫などを観察しました。トチの実拾いは、樹齢の古いトチノキが群生する古屋(こや)地区で地元の人と一緒に実施。トチの実を加工した餅やおかきが特産品の地区で、後に1、2年生が指導を受けながら皮むきやアク抜きの下処理をし、PTA主催行事「トチ餅づくり」で、ぜんざいにして食べたそうです。

 今年度の支援で購入したのはデジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、紙を挟むクリップや持ち手の付いた「たんけん・かんさつボード」。こうした教材は、学校行事や授業での記録、さらに体育祭や市の小学校音楽交流会の振り返りなどに使っていくそうです。



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