和歌山・高野町立花坂小から感謝メッセージ


(2019/11/05)印刷する

 今年度のへき地学校支援対象校のひとつ、和歌山県高野町立花坂小学校(田中秀和校長・児童数5人)から感謝メッセージが届きました。児童が書いてくれたお礼の手紙と、ベルマーク財団から花坂小に贈った黒板用マグネット、ティーボールセット、百人一首、朝日ジュニア学習年鑑などの学校用品を使っている写真をいただきました。

 花坂小のある高野町は、その名の通り、高野山の麓にあたる地域です。熊野古道のひとつ「高野参詣道」が近くを通り、高野山へ向かう途中では天然記念物のニホンカモシカを見かけることもあるそうです。

 そんな花坂小へは、新大阪駅からだと最短で約2時間半かかるとのこと。南海高野線やJR和歌山線などの電車で笠田(かせだ)駅まで行き、そこからコミュニティバスまたは車を利用します。電車の本数はかなり少なく、乗り継ぎが上手くいかないと4時間ほどかかってしまうこともあるそうです。

 校区は大きく分けてふたつ、「花坂地区」と「細川地区」です。細川地区と、花坂地区でも道路事情の良くないところから通う児童は、スクールバスを使う必要があります。


 田中校長に、花坂小や地域のアピールポイントを伺うと、たくさんの答えが返ってきました。そのひとつに、地域との繋がりの強さがあります。地域の伝統芸能である「花坂鬼もみ太鼓」を学校行事で披露してもらうほか、田植えや稲刈り、注連縄(しめなわ)づくり、宝来(ほうらい・高野山伝統の切り絵のことで、お正月に掛け変える)づくり、地域の名物である焼き餅作りを体験するなど、子どもたちは地域に根付いている文化を学んでいます。

 さらに、「上級生が下級生の世話をするなど縦の繋がりがある」と田中校長は言います。児童数5人に対し、職員数6名の花坂小では、「一人一人を大切にして、少人数ならではのきめ細やかな学習指導をしている」ことも自慢だそうです。

 きっと今回の備品も、学年を超えて仲良く使ってくれることでしょう。


 ※「花坂の四季」として、田中校長先生がキャプションを考えてくださいました。

学校創立から咲く春先の紅梅
紅梅に続いて咲く八重桜
盛夏を彩る体育館裏のオレンジコスモス

秋の通学路で燃える楓
子ども達が待ち望む冬景色

ベルマーク商品

かつお粉35g

ベルマーク検収

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