全国へき地教育研究大会、青森で


(2016/10/21)印刷する

 山や島の学校で教える先生たちが集う「全国へき地教育研究大会」が10月13、14の両日、青森県で開かれました。沖縄から北海道まで全国から集まった先生たち約1300人が参加しました。ベルマーク運動はへき地学校の支援が出発点です。

先生と二人でお勉強=弘前市立常盤野小学校で
ねぶた囃子を披露する青森市立橋本小学校の子どもたち

 青森市で開かれた全体会では、近くの市立橋本小学校の子どもたちが、ねぶた祭りの囃子(はやし)を演じて歓迎しました。その後、会議室に分かれて、先生たちが研究発表しました。先生たちは、へき地の学校には教育の原点があるといいます。

 2日目は県内9カ所の学校で公開授業がありました。

 そのうち、岩木山のふもとにある弘前市立常盤野(ときわの)小中学校(蔦川俊之校長)には約200人の先生たちが訪れました。小学校と中学校が同じ校舎内に置かれ、児童・生徒は小学生5人、中学生3人の4学級計8人です。教職員を合わせても約20人の学校に、10倍のお客さんが参観にやってくる賑やかさでした。

全校8人。ベルマーク集めてます=弘前市立常盤野小中学校で

 小学1年生の教室では、児童一人と先生一人で足し算を学んでいました。国語の授業があった中学2年生も生徒が一人だけで、日ごろは同級生の討論の相手がいません。この日はテレビ会議システムを使って、別の中学の2年生たちと「市長選挙に出るとしたら」というテーマで政策を議論しました。参観した先生によると、同年代の話し相手があってうれしそうに見えたそうです。

 常盤野小中学校は少人数の学校ですが、ベルマークを集めています。廊下にマーク一覧表と回収ボックスが置いてありました。

他校の生徒とテレビ会議で討論=弘前市立常盤野中学校で

ベルマーク商品

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ベルマーク検収

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