北九州市立霧丘小から「熊本被災校への応援メッセージ」


(2017/04/13)印刷する

この春卒業した89人が1人ひとり手書きカード/5年間ベルマーク点数はすべて大震災援助に

   

 ベルマーク財団に、89枚の手書きのカードがびっしりと貼られた模造紙が届きました。東日本大震災の被災校と熊本の被災校の復興を願う北九州市立霧丘(きりがおか)小学校(陰平実校長、534人)からのメッセージです。カードを書いたのは、この3月に卒業した6年生89人です。ピンクやブルー、フリルの付いたカードもあります。

 「熊本の方へ 復興に向けて頑張って下さい!応援しています!」。一言ずつ思いを込めて、名前とメッセージを書きました。

 霧丘小は、1966年年7月からベルマーク運動に参加し、約160万点のベルマークを集めています。東日本大震災後は、PTAと学校で話し合い、以後の6年間は集めたマークをすべて大震災の援助事業に回しています。

 年度初めに、PTAベルマーク委員が、昼休みにクラスを回り、子どもたちに被災地の学校を応援する意味をわかりやすく説明します。地域の方にも震災の被災地を援助する寄付にすることを説明して協力を呼びかけています。児童にも、ベルマークボランティアに参加してもらうなど、学校全体で取り組んでいます。

 PTAベルマーク委員長の一丸絵衣子さんは、「震災後はベルマークの点数をすべて東日本大震災の友愛援助事業に寄付しています。子どもたちもベルマークの仕分け作業を通して、ベルマークで人に気持ちを伝えられることを学びました。これからも、一日も早い復興を願って支援を続けていくつもりです」と言います。

 昨年度は、熊本震災の援助寄付の締切に間に合わずに、東日本大震災の寄付だけになったそうです。それでも、子どもたちのメッセージを何とか伝えたい、との思いから、2月末に道徳の学習としてベルマーク運動のことを考えて書いたそうです。

この春卒業した89人が1人ひとり手書きカード
 

 メッセージの一部(要旨)

 これからも、みんなが笑えるように応援していきます。

 九州で一丸となってがんばりましょう。

 ベルマークを大切なものや必要なものに使ってください。

 社会の授業で地震の様子を見ました。大変だと思うけどがんばってください。

 場所はとってもはなれているけど、できる限りのことはします。

 復興を応援しています。元気出してください。

 みんなで集めたベルマークです。受け取ってください。

 友だちや家族と楽しく過ごしてください。

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