大阪府南部朝日会が石巻小にマークを寄贈
(2016/03/29)印刷する
22万6,844点を読者ボランティアが仕分け
大阪府南部の朝日新聞販売店(ASA)でつくる大阪府南部朝日会が、東日本大震災に被災した宮城県石巻市の石巻小学校にベルマーク22万6,844点を贈りました。3月15日、会長の竹松勝明さんと販促委員長の木下博史さんらが贈呈に訪れ、佐藤文夫校長に目録を手渡しました。
読者から1年かけて集めた大量のマークを仕分けるため、新聞折り込みチラシで昨夏からボランティアを募集し、24人が参加しました。アンケートでは3分の2が次回もしたいと答えたそうです。
佐藤校長は「みなさんが1枚1枚大切に集めたベルマークを、このように支援していただき感謝しています」と話しました。
ベルマークを担当するPTA文化教養部部長の阿部久美子さんは「郵送や手渡しでたくさんのマークをいただき、本当にありがたいです」と話しました。ベルマーク活動は、普段なかなか集まれないPTA同士が話をする場にもなっており、楽しみながら取り組んでいるそうです。
石巻小ではみんなが専用のベルマーク封筒を持ち、クラスごとに毎月回収し、ハンコを押して返しています。整理集計には、PTA20人が月に1回集まり、1時間半ほど作業します。ベルマーク預金で買い物をすると支援につながる仕組みを生かして、これからも備品を揃えていきたいそうです。阿部さんは「もうすぐプールを改修するので、まずはその備品を買いたいと思います」と意気込みを語ってくれました。
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大阪府南部朝日会は、約5年前からベルマークの回収を始め、地域の学校に寄贈してきました。被災地に何かできないかとの思いから、今年度は積極的にマーク収集に取り組んでいる石巻小学校に贈ることにしました。
プルトップの回収も行っており、2年に1度換金して児童養護施設に寄付しています。また、2015年1月から小学生対象の新聞授業を始め、16年3月までの間に46ヶ所、3,400人に新聞の読み方や作り方を教えました。「来年もお願いしたい」という声が多く、16年度はほかの地域でも計画しているそうです。